「女性を解放した」と呼ばれるほどの服を創作したデザイナー、ココ・シャネル
シャネルと言えば、フランスの高級ブランドメーカーですが
その創業者ココ・シャネルこと、
ガブリエル・ボヌール・シャネルのことをご存知でしょうか。
女性ファッション界に新たな価値観を与えたパイオニア
彼女は20世紀初頭に一般的だった
コルセットで締め付ける女性の服装に違和感を覚えたため
スポーティでシンプルなデザインを作り、
「女性を解放した」と言われました。
そのデザインはシャネル・スーツと呼ばれ、
現在も世界中の女性たちから人気があるそうです。
〈ココ・シャネルの略歴&関連事項〉
シャネルは1883年にフランス南西部のオーヴェルニュという所で生まれました。
しかし、彼女が12歳の誕生日を迎える前に母のジャンヌが病死、
そして行商人の父アルベールに捨てられ、
孤児院や修道院で育ちました。
その後、歌手になりたいと持ちますがうまくいかず、
そののち彼女がパリで退屈しのぎで作っていた帽子が脚光を浴び、
帽子のアトリエを創業しました。
さらに1910年に「シャネル・モード」という名で帽子専門店を開店、
これが現在のシャネルの前身だそうです。
彼女の人生は戦争に振り回されたという感じで、
敵国だったドイツに協力したり(させらたのかも)
そののちにスイスに亡命したりして、1954年にファッション界に舞い戻れたそうです。
あと、なかなか恋多き人で実名は書きませんが
公爵や少将などいろんな方とお付き合いしていました。
いろんな刺激があったからこそ
いろんな革新的なデザインを世に生み出せたのかもしれませんね。
ちなみに上の写真を見ていただければよく分かりますが
シャネルは痩せ型だったので、
モデルとしてシャネルの服を着たシャネルがきっかけとなり
今に至るまで「ファッションモデルは痩せている方が美しい」
という固定観念が生まれたそうです。
ココ・シャネルの名言
↑何事も、自分に合うものが一番です。
↑なるほど、彼女はこういう信念を持って仕事をしていたんですね。
私はココ・シャネルのことをシャネルの創業者だということは知っていましたが、そのほかのことはまったく知りませんでした。しかしながら、彼女の名言を聞くだけでもどんな人物だったかは何となく想像できると思います。
40年程前のデザイナーさんですが、今でも当てはまるような言葉ばかりなので驚きです。
あとココ・シャネルだけではありませんが、戦争を越えてきた人達というのは、なにか現代人にないような凄まじいパワーを感じます。