いざ、言葉の森へ

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【画家のモネ、マジで同じ人間か】たった1枚の絵画が、約87億円で落札される。この金額なら、安い買い物だという方も!?

 

7年ほど時をさかのぼりますが、2008年の6月にロンドンで、

あるオークションが開催されました。

そこで、モネの作品としては最高額となる額で落札されたそうです。

 

落札額4090万ポンド(86億8000万円)で、

その作品は『睡蓮』です。

  

この作品は、同じように描かれたものが世界中に何点かあるそうで、

落札されたのは、その中の一枚だそうです。

 

⇩世界にいくつかあるうちの1つの『睡蓮』

 

 

『光の画家』と呼ばれ、時間や空間の変化を絶妙に描ける超人

 

 

ただゴーギャンの『ナフェア・ファア・イポイポ』という作品は、

355億円で落札されてますし、モネの作品は安いもんですよ!!(※金額が桁違いすぎて、金銭感覚がおかしくなっています。)

 

冗談はさておき、皆さんご存知かも知れませんが『光の画家』

と呼ばれたモネがどういう人物だったのか。

そして、彼が残した言葉を紹介していきたいと思います。

 

モネの略歴と関連事項

 

本名:クロード・モネは、フランスのパリで生まれた都会っ子で、

10代の頃には自分の描いた絵を

地元のお店に置いてもらえるほど、

絵が上手かったそうです。

 

そして、コレージュという教育機関(←日本でいえば、小学校6年生から中学校3年生)

を退学し、その後パリに出て、私立の画塾に入りました。

 

その後、シャルル・グレールと言う人のアトリエに入ったモネは、

そこでシスレーやバジール、ルノワール(←三人とも有名な画家で、特にルノアールは毎年のように、日本で展覧会が開かれるほど人気です )

と出会うことになります。

 

モネはパリの展覧会で入選したりして、様々な作品を作り続けましたが、

晩年の頃には目を酷使し続けた結果

( ↑例えば、数多くある『睡蓮』という作品は、

庭にキャンバスをいくつも置き、描きたい時間帯ごとに

そして納得いくものが描けるまで何日も描き続けた )

 

モネは白内障になり、

ほとんど目の前が見えないような状態となりましたが、

それでも描き続けたので、絵がさらに抽象的になっていったそうです。

 

 

まさに命を懸けて、時間や空間の変化を光などで、表現し続けたので

別名光の画家と呼ばれているのです。

 

 

『レインスブルフ近郊のチューリップ畑と風車』というモネの作品

 ↑空の変化から、風に吹かれてなびく花もまでも細かく描かれていますね。

このほかにも、彼の作品を見るといかに光や空間を大事にして、描いているかが良く分かるかと思います。

 

クロード・モネの名言

 

・すべては千変万化する。石でさえも。

 

 

・鳥が歌うように、絵を描きたい。

 

 

・人は私の作品について議論し、まるで理解する必要があるかのように理解したふりをする。私の作品はただ愛するだけでよいのに。

 ブルース・リーの「考えるな、感じろ!」でしょう

 

・花のために、画家になったようだ。

 

 

・私は自然を追い求めているが、その本質は未だに把握できていない。こうして画家になれたのも、草花たちのおかげなのかも知れない。

 

 

〈私の独り言〉

 

今回は名言と言うより、モネの作品紹介がメインとなってしまいました。

 

しかし、色々な背景を知ると彼がどうして人気で、高値で絵画が取引されているのか、そして彼の作品の良さなどがわかるかと思います。

 

そしてモネ自身は、周りからは印象派の画家とされていましたが、そういう学問的理解ではなく、作品をただ見て、感じて欲しかったという気持ちが、彼の名言から滲み出てますよね。